診療案内

診療方針

地域の皮膚科医院として、皮膚科一般の疾患についてわかりやすいご説明、丁寧な診察と治療を心がけています。

診療時間・担当医師

日・祝
午前 9:30~12:00 福原
中村
福原
中村
中村 福原 福原
中村
午後 15:00~18:00 中村 中村 中村 第1・3・5週
福原
第2・4週
中村
診療時間:
午前9:30~12:00 午後15:00~18:00
休診日:
木曜日、日曜日、祝日
  • 初診や久しぶりの受診の方は、午後17時45分までに受付をお済ませください。
  • 学会などで臨時休診をいただく場合がございます。お知らせをご確認ください。
  • 初診時と月初めは、保険証をご提示ください。

診療科目

皮膚科

診療内容

アトピー性皮膚炎

スキンケア、外用指導とともに適切な外用薬、内服薬で治療いたします。
外用薬の基本はステロイドですが、皮疹の重症度や皮疹部位によりステロイドの強さ(ランク)や基剤の調整をします。また外用薬にはステロイドとは違う作用機序のタクロリムスやデルゴシチニブがあります。タクロリムス軟膏ではステロイドの長期使用でみられる皮膚委縮は確認されておらず、とくに顔面、頚部の皮疹に対して高い適応のある薬剤です。成人用と小児用があり、小児用は2歳から使用できます。デルゴシチニブ軟膏は新しいアトピー性皮膚炎用の外用薬であり、サイトカインのシグナル伝達に重要なヤヌスキナーゼを阻害する薬剤です。外用治療はこれらの抗炎症外用薬と保湿剤を併用して行ってゆきます。
内服薬はそう痒に対して抗ヒスタミン薬の投与を行います。
また局所の難治性皮疹に対してはエキシマライトによる光線治療を行うことがあります。
中等症以上で難治の場合には免疫抑制薬やヤヌスキナーゼ阻害薬の内服、生物学的製剤のデュピクセントの注射などの治療法があります。デュピクセントにつきましては、既存の治療をしっかり行っても改善しない場合には当院での導入もご相談してゆきたいと思います。また症状によっては近隣の総合病院等へのご紹介も行っております。

蕁麻疹

特定の原因のない特発性の蕁麻疹も多いですが、中には原因を除去することにより症状が改善する方もいますので、症状をお聞きしながら必要に応じて血液検査や皮膚テスト(プリックテスト)を施行します。

かぶれ(接触皮膚炎)

かぶれの原因物質に心あたりがある場合にはそれらを持参していただき、皮膚テスト(パッチテスト)を行います。
日本人がアレルギー性接触皮膚炎をおこす頻度の高い薬剤を集めたパッチテストパネル®(S)というパッチテスト用試薬があり、かぶれが疑われるけれども具体的な原因物質がわからない場合の検査に有用です。ただし、パッチテストは汗をかきやすい夏季には行えませんのでご了承ください。

にきび(尋常性痤瘡)

ニキビ治療は以前は抗菌薬の内服、外用治療が主体でしたが、近年面皰(毛穴のつまり)を取り除くことにより、ニキビを繰り返さないように維持してゆく治療ができるようになりました。ニキビの状態によって、外用・内服薬を使い分けて治療をおこなってゆきます。

小児皮膚科

乳児の脂漏性皮膚炎や小児のアトピー性皮膚炎、子供の一般的な疾患である、いぼ(尋常性疣贅)、水いぼ(伝染性軟属腫)、とびひ(伝染性膿痂疹)などについて診察・治療を行っています。

尋常性乾癬

乾癬の治療は外用療法、内服療法、光線療法があります。皮疹の範囲が広く外用療法だけでは治療が難しい場合には内服療法も併用します。内服療法には免疫抑制薬であるシクロスポリン、角化異常症治療薬であるビタミンA誘導体のエトレチナート、2016年に承認された経口ホスホジエステラーゼ(PDE)4阻害剤(アプレミラスト)などがあります。それぞれ異なる副作用がありますので、患者様の症状や他にお持ちの持病などを考慮して選択します。
局所の難治性皮疹に対してはエキシマライトによる光線療法を行うことがあります。
重症の場合には生物学的製剤の注射薬による治療を行いますが、その場合には近隣の総合病院へご紹介し、連携をとりながら治療をさせていただきます。

帯状疱疹

帯状疱疹は痛みと水ぶくれを認める疾患です。痛みが水ぶくれより先にでることがあり、診断が初めはつかないこともあります。もともと体内に潜伏していた水ぼうそう(水痘)のウイルスが体力や免疫力が弱った時に再活性化することによって発症します。症状が出現したら早めに抗ウイルス薬よる治療を開始した方が良いため、心配な症状が出てきたら早めにご相談ください。重症化した場合には脳炎や肺炎、末梢神経障害、眼病変などを合併することもあり、入院加療が必要な場合には近隣の総合病院へご紹介させていただきます。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は加齢により免疫力が低下するため50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。帯状疱疹は発症時の苦痛だけでなく、発疹が治癒した後も痛みが続く帯状疱疹後神経痛が残る可能性があります。そのため、50歳以上の成人に帯状疱疹ワクチンの接種が推奨されています。当院でも予約制になりますが、帯状疱疹ワクチンの接種を行っていますのでお気軽にご相談ください。

皮膚細菌感染症

蜂窩織炎や丹毒は細菌感染症であり、抗菌薬で加療を行います。蜂窩織炎は下肢、丹毒は顔面に赤み、腫れ、痛みを認めることが多い疾患です。それらの症状を認めた場合には早めに受診してください。
とびひ(伝染性膿痂疹)はお子さんに多い病気です。小さな傷や湿疹を掻き壊した部位から細菌が入り込んで発症します。かゆみのある水膨れができ簡単に破れて、細菌を含む内容物が周囲や遠隔部位に付着して飛び火してゆきます。自分の体で飛び火するだけでなく、兄弟などにも接触すると感染します。抗菌薬の内服と外用で治療を行いますが、スキンケアが大切です。患部を搔き壊すとどんどん拡大してしまいますので、石鹸、シャワーで洗浄後に患部をガーゼで覆って触れないようにしましょう。

巻き爪

巻き爪に対してはまずは爪の切り方の指導やテーピング、足に合った靴を履くようにして治療を行ってゆきます。それでもなかなか改善しない場合には、巻き爪マイスター®というコイルばねに超弾性合金ワイヤが内蔵された矯正具を装着する治療を行う場合があります。ただし、巻き爪マイスター®による治療は医療保険が適用されませんので、全額自費負担となります。またある程度爪が伸びていないと巻き爪マイスター®のフックを装着出来ません。治療法につきましては、患者様の症状やご希望により決定いたしますので、診察時にご相談ください。

当院の機器紹介

エキシマライト

セラビームUV308miniを導入しました。ピーク波長が308nmのターゲット型の光線治療器であり、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、円形脱毛症などの難治性皮膚疾患に治療効果を認め保険診療で行います。エキシマフィルターを搭載しており、297nm以下の不要な波長をカットし、安全性を向上させている機器です。

ダーモスコープ

皮膚のしみやできものなどの病変を拡大して詳細に検査する機器です。たとえば色素性母斑(ほくろ)や脂漏性角化症(老人性イボ)、基底細胞癌、悪性黒色腫などの診断に用いられます。肉眼でみるよりも診断の精度があがるため、皮膚科の診察には欠かせない機器です。

クライオプロ

イボの治療に用いる液体窒素スプレーです。イボの治療は1回で治しきることは難しく、複数回の通院が必要となります。

福原皮膚科医院

診療科
皮膚科
診察時間
午前9:30~12:00 午後15:00~18:00

初診や久しぶりの受診の方は、午後17時45分までに受付をお済ませください。

休診日
木曜日、日曜日、祝日

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〒114-0024 東京都北区西ヶ原1-50-2

  • JR山手線『駒込駅』東口または北口から徒歩7分
  • 地下鉄南北線『駒込駅』北口5番から徒歩5分

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